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2007年6月 3日 (日)

Why am I here .......

カナダには開拓時のログキャビンが今も
数多く存在する。
当時には今の様にログをピタリと合わす工法も
技術も無かった。当然その隙間を埋めなくてならない。
チンキングである。

しかしどう見ても、どう触れてもチンキングされた後が
無いオールドキャビンがある。つまり隙間風が吹きっさらし
だった訳だ。その観点で調べて行くとそうしたオールド
キャビンがかなりの数で残っている事に気が付く。
風の通りが良く、程よく乾燥した為、その種のキャビンの
生存率が上がったとも言い換えても良いのだろう。

カナダの歴史や民俗学を勉強する中でその回答の
糸口が見えても来た。どうやら貧しい開拓者はこのチンキング
と言う行程を取っていないキャビンに暮らしていたようである。
又は家畜を飼っていたようだ。
手間と時間の掛かるチンキングよりも多くの優先事項が
あったのであろう。もしくは冬の到来までには板張りの
家を建てた、いや建てる予定であったのであろう。

希望に満ちこの大陸にやって来た開拓者達が
取りあえずの建てたこの「仮住まい」である。

粉雪の散る秋の日、急いでチンキングを行なう家族に
「もう一年我慢してほしい。。子鹿の生まれる頃には
必ず板張りの家を建てる。
その頃には開拓は軌道に乗っている。。。。。。」
うそぶく男の声が聞こえて来そうである。

家族はこの男の根拠の無い「空威張り」にぶら下がって
生きているのである。

愚痴をこぼした瞬間にすべてが崩れてしまう事を
この男は誰よりも知っている。

Haybarn71976
Img_0659

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コメント

これですね、アメリカの強みは。

Mオーベーション様
そこですね。でも更に強いのはこの息子(娘でもいいが)。
偽りの強さには反動がある。ダウンサイドがある。プレッシャーに押しつぶされそうになり時折、ムーンシャイン(どぶろく)をあおっては母親や子供を引っ叩く父親に脅える少年、または正義と強さの塊の様な父親が暗い納屋でうずくまり一点を見つめ何時間も膝まついているのを見た少年。これは強くなる。ある種の破壊が起こる訳ですが、何がこの問題の根本かを知るまでにはそれほど時間は掛からない。貧困を打開しようとするエネルギーはただ者ではない。アメリカの第1のステージはフロンティア。第2はこの様に自分の親の様には生きたく無いと切望する2世達の真のアメリカンドリーム。これは昔の話ではなく、世界のあちらこちらで2世達
のギラギラ輝く目を見る事できるはず。上海や香港、北京などでもカントリーサイドから出て来た少年達の中で幾らでも起こっている事なのでしょう。

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