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2007年10月28日 (日)

10月28日

2つのカービングを彫り終える。

ひとつは株式会社エトウさんのG様邸の正面ピース。

ビッグロックらしいデザインとカービングになった。

施主様に喜んで頂けるとうれしいな。

もうひとつは鳥取の奇才洛柿舎さんのY様邸の
玄関ドアの上框トリムピース。

ドアがアーツ&クラフツのすばらしいモノであるので、
カービングのスタイルはアールヌーボ。
少しひねってサウスウエストも入れる。

これもお客様へのサプライズなので、喜んで頂けると
うれしい。

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2007年10月26日 (金)

10月26日

カナダではポストアンドビームと言う言葉は
あまり浸透していない。
勿論、直接的な言葉なので何となくは理解している
のだろう。P&Bとは軸組みなのでティンバーフレームの
カテゴリーに入るのか?丸太の部分が多いので
ログハウスの部分に入るのか、定かでは無い。

2X住宅を作る人をフレーマーと呼ぶ。
ログハウスを作る人をログビルダーと呼ぶ。
ティンバーフレームを作る人をティンバーフレーマー。
しかし、
P&Bを作る人はポストアンドビーマーとは呼ばない。

弊社BIGROCK HOMESの生産の90%がこの
P&Bとティンバーフレームである。
一般のフレーマーやログビルダーがうちに来て頂いても
職種が違ってしまうのである。

今、即戦的に仕事に初日から入ってもらえるのは
やはりティンバーフレーマーであろう。

では我々は自分たちの事をティンバーフレーマーと
呼んでいるか?そうでは無い。

自分たちでもカテゴリー分けが出来ていない不思議な
職種に付いている訳である。

しかし、以下の様なイメージがある。

「ログビルダー」=坊主で髭面、ゴツゴツ、西の人、チェーンソー、
肉食、ビール、「ゆきゆきて神軍」、カントリーミュージック、
解決策は暴力、瞬間芸的な笑い、恋愛歴多くて2回、
読書歴特に無し。右よりの思想、実用一点張り。
公用語「ヒルビリー語」、
「ティンバーフレーマー」と仲良くなりたい。

一方、
「ティンバーフレーマー」=ロンゲで甘いマスク、サラサラ、東の人、
大型ノミ、草食、ワイン、「モーリス」、リチャード クレイダーマン、
非暴力非服従、シニカルな笑い、ゲイ歴少なくても2回、
積み上げた本の壁、ゾロアスター教、デザイン重視。
フランス訛りもしくはコックニー訛り。
「ログビルダー」が嫌い。

やはり。。。。。
後者に軍配が上がる。洗練されている。
後者になりたい。。。

我々はこれから自らを「ティンバーフレーマー」と
呼ぼうじゃないか!

世の中、言ったもん勝ち。

2007年10月25日 (木)

10月25日

木彩工房の辻社長の影響でビンテージ楽器に
たいへん興味を持つ様になった。

一般的にすぐれたビンテージ楽器は歳を重ねると共に
その音質に深みと鳴りを増すと言われている。

辻さん曰く、昔の材料の良さも大きく左右すると
教えを頂いた。

ダビドフ・ストラディバリウスと言うチェロの名器は
あのデュ プレが使用したことでも言うことで
大変有名であるが、今はヨーヨーマ氏が所有している
と聞く。

もしヨーヨーマがその名器でデュ プレと同じ構成で
シューマンやメンデルスゾーン、ディーリアスを演奏
してくれれば、楽器と言うものを本当に理解して
いない私の様な者にも、楽しいアルバムとなるだろう。

そんな音楽の楽しみ方をしたいものだ。

2007年10月24日 (水)

10月24日

ブラックジョークの様な話を葉山さんにもうひとつ。

私の知り合いのログピーラー(丸太皮むき)の男が
パーティー好きでパーティーならなんでも参加する輩。
森の中でパーティーがあると言うのですかさず参加。
参加して気が付いたのが、それはTree Hugger達
つまり森林伐採反対派の過激集団のミィーテイング。
彼の防衛本能は即席に働き、「過去の過ち」から物申すと
言う立場に変更!  涙ながらに一席ぶって来たと言う。

生還後、彼は我々にしきりに「あの森から丸太買うな!
釘打って来たから!」と自分のピーリングナイフに釘が
当たり刃が痛む事を心配。

いろんな人がおられます。

注) 伐採反対の過激派は森の木に大きな五寸釘を
打ち込んで製材機の破壊を試みます。「馬鹿な!」と
言いたくなる話ですが、その被害は膨大な額になります。

今は赤外線がそれを事前に感知するシステムがあり、
被害も減りましたが、同時にコストが上がる訳です。

2007年10月23日 (火)

10月23日

森の中で摑む、回す、切る、運ぶと自由自在。

凄腕の運転手は、重機から下りるのが面倒なので
機械で摑んだ丸太のエンドにスプーン刺して、
近くに置いてあるランチボックスからスープを
すくって飲んじゃう。
デザートのリンゴもこれで剥いちゃう。

しかし、君たち、
ローインパクトでお願いします。
リンゴの皮は拾って持ち帰って下さい。
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2007年10月22日 (月)

In Through the Out Door

フロンティア達のログキャビン、
ヨーロッパの石作りの城、
アジアの漆喰の寺、
サンタフェの泥のプエブロ、
インディオの石灰岩の神殿。

どの素材を壁や床に使おうが、建物の梁とドアは
木製であった。

トイレと物置のドアをインストールする。

何か人間の基本的な営みを終えた気がするのだが
同時に箱を閉めたと言う本能的な安堵感をも味わえる。

ドア作りは楽しい。

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2007年10月21日 (日)

10月21日

休日であるので、朝早く起き辻 啓一と言う人
の「フランスの美しい村を訪ねて」を読む。

大変素晴らしい紀行文でその調査や現地の人々
との関わりの描写に息を飲む。

私はクリスチャンでは無いが、どうしても聖書が好きなの
だろう。マグダラの納骨寺院や数々の奇跡の話などは
ぞくぞくしてしまう。

フランスはすごいな。。。と感じさせられたのは、
「フランスの最も美しい百の村」と言うソサエティーが
あり、その入会の監査を行なっているのだが、
条件を読んで驚いた。

*歴史指定地域や指定歴史建築物を2つ以上
 保存している。

*村の周囲の道路網を完備している。

*電線を地下に埋めてある。

*花や植物による装飾など村全体の美意識が
  高いと判断出来る。

*観光案内所、宿泊施設などの施設が整っている。

*人口が2千人以下である。

2003年の時点で144ビレッジあると言う。

即席では無いな、これは。。。
と感じさせられる。

ついでにアマゾンで小泉 武夫と言う人の
「食いたい!男の漬け物」と言う本をオーダーする。

良い朝である。

2007年10月20日 (土)

10月20日

フライフィッシングを愛する人間にORVIS/オービス
知らない者はいない。

古い歴史を持つイギリスのフィシング&ハンティング
アウトフィッターだ。

このオービスが今、世界各地に釣り&ハンティングロッジの
ネットワークを広げている。

コンセプトは無論「RUSTIC/ラスティク」!

遠路遥々訪れるゲストがノスタルジーで牧歌的なアトモスフェア
に浸れる為のコンセプトである。

こんなロケーションでこんな宿で何週間かを過ごす事が
出来れば自ずと自らの世界観やテイストも変わって来よう。

ラスティク。。。この言葉に今、我々はやっと気付き始めた
のであろう。

そしてその先には細分化された「ラスティク」が
起こる時、我々はやっとそのコンセプトに追い付いた事に
なる。

「イーストコーストラスティク」「スパニッシュラスティク」
「メキシカンラスティク」「ナバホラスティク」
「フレンチラスティク」「ルーマニアンラスティク」
「太秦ラスティク」。。。。

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2007年10月19日 (金)

10月19日

ストローベイルハウス(藁の家)をカナダで作ると
言う方が会社を訪れてくださり、意気投合し色々と
サポートする運びとなった。

私も出来る限りの勉強をしてこのナチュラルハウスを
理解したい。

私の最大の関心は結露の処理である。
この歴史ある工法のお手並み拝見である。

日本にもその活動を続ける有志の方々
おられる。ご興味ある方は是非この素晴らしいHPを
クルーズして頂きたい。

このカナダ人のお客様は勿論ナチュラリスト。
その内装やテイストはすべて自然素材をお求めである。

この様な方と話している時、お互い考えをあまり説明しなくて
良いのがとても良かった。

楽しい行程になりそうである。

2007年10月17日 (水)

古き友人へ

ナカゾノ様、別のところで私にコメント頂いていたんですね。
あのサイトは事実上、終わってます。ナカゾノさんが
私の気のふれたこのブログに辿り着いていてくれる事を
祈ったり、祈らなかったりしています。

私の秘密の携帯番号お教えいたします。
お電話ください。

1−604−302−2974

です。

薪さんのブログにコメントその2

薪さんスミマセン。
またしてもコメントが長くペケが出ました。
ここでコメントさせて下さい。
以下、それです。

なるほど。。そう言う事か。。。おもしろいな。。
私の意見です。
日本の親子関係、家族そして親族のあり方が
あの固有の形を取る限り、どんな状態下にあろうとも
クーデターなんか起こらないと思います。
結婚式や葬式、法要、自治会、会社内の上下関係などの
規制の中ですら起こら無いどころか、個人の心の中で
起こらないんですから、それが社会や体制にだけ起こる
とは考え難いですね。「ニート」や「フリーター」は反逆
では無く、ただの「ミスフィット」。
しかしそれ以上狂った奴のプレッシャーは北米のそれとは
桁外れ。北米にはそんな狂人?にすら権利や友人、家族
そして支持者すらある。日本ではそいつは新興宗教を
起こす事くらいが最大の出世。たけしや松本ですら、家族や親族
と言う概念を仕事に取り込んだりしている。家族や親族と
言う枠組みから外れた時点で取り返し付かなくなって行く
異常者は、もうその時点で人間では無いんですね、日本では。
その様な体制つまり家族や親族体制を持つ社会では
クーデターや革命は起こらないと思いますが、どうでしょう?

しかし、日本人は気が付くべきです。
その中に最大の暴力や権限、支配そして限定された愛が
存在している事を。ここに訴えかける支配者が出た時に
日本人すべてが狂気になる可能性を秘めている事を。
日本人とは決して穏やかな国民では無いと思います。

2007年10月16日 (火)

10月16日

Solomon Narthhupと言う人の
「TWELVE YEARS A SLAVE」を読む。

ニューヨークで自由黒人権を持ったこの男は
1841年ワシントンDCで
拉致され奴隷商に売り飛ばされる。その後12年間
ルイジアナの綿プランテーションで奴隷として
強制労働させられる話である。

この頃に英語を読み書き出来た珍しいこの奴隷男は
淡々とそこでの生活を書き下ろしている。

「世界で一番ふわふわのソファーを探しているのなら、
奴隷用のログマンションに無い事は確かだぜ!」と
書いている様に、ログマンションと呼ばれた隙間だらけで
窓も床も無い貧しいログキャビンに毛布を地べたに敷いて
寝ていたとある。そして1日100Kgから250kgのコットン
を摘んだとある。

これが1841年に通常に起こっていたかと考えると
人類のそれまでの営みとは道徳観とは人類愛とは
教育とはそして宗教とは何だったのだろうと考えてしまう。

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2007年10月14日 (日)

薪割りさんのブログにコメント

友人の薪割りさんのブログのゲバラの
内容でコメントを試みるが「文字数が多すぎてペケ!」と出るので、
薪割りさんここでコメントします。

この人の数あるエピソードで一番好きなのは風呂と着替えが
嫌いでズボンを脱ぐとズボンがそのままの状態で立っていた
と言う話。
キューバの人は何故かゲバラを語りたがる。
その愛し方はゲバラがキューバ人でない事を認めたく
無いくらい。
あんなに愛してるんだから、その立ったままのズボンが
革命記念館にそのままの状態で保存されて無いのが
残念です。

カストロの演説のフィルムが幾つか残っている
のですが、あのカリスマは凄い。ある意味ヒトラーや
スターリンのそれより何倍も凄い。
言葉が解らなくても若きカストロがしゃべっている姿には
心が躍る。それに引き換えゲバラのそれは何故か
「こいつハンサムだな。。。」と感じるくらい。
しかし、両者ともその演説の内容は「若い。。。」の一言。
その単純さと解り易さが民衆に響いたのでしょう。
しかし、それは後で裏目に出る。ソ連はこれほど単純な
ゲリラの山猿どもに大国を滅ぼす事が出来るミサイルを
与えてしまったと「驚きと後悔?」を隠せなかったはずです。

ラテン気質の裏側が見えてなかったのかも知れません。

10月14日

遠藤ケイ氏の「男の民俗学 山野編」を読む。

その中にある「メンパ職人伝」に感動!
メンパは木曽地方に伝わる杣や木こりなど山仕事に携わる
男達の弁当箱であるが、時代の移り変わりの中
これもまたフェイドアウトする伝統となっている。

私にぐっと来たのは、この使用方法である。
重労働の山仕事では2回めしを喰う。メンパに2食分のご飯
を詰め、一度目は普通に2度目はこの空になったふたに
持って来た味噌を入れその辺で取った山菜やイワナと
焼いた石をぶち込みみそ汁を作り、それをおかずに2度目の
めしを食すとある。

何と言う生き様であろう。
何と言う一日であろう。
何と言う理想であろう。

そしてこの理想の配膳にはどうしてもこの素朴でいて曲げ技術の
極みを駆使したメンパと言う弁当箱でなくてはならない。

300歳の檜で作られたこのメンパ。
一生持つと言う。

釣りで山に入り、ごそごそとこのメンパでみそ汁を作る
自分を想像してみる。釣り仲間の松田の幸ちゃんや
村松っちゃんがそれを見てひとしきり笑っているのも
目に浮かぶ。(ゴメン!一人分だからあげられないの。
悔しかったらMyメンパ買ってね。)

私は生まれて来る時代を間違えたのは確かである。

早速、インターネットで購入を試みるが「塗り仕上げ」ばかり
である。ジンクリアなスプリングクリークに似合う素材そのものの
風合いを残したメンパは無いものなのか。。

なぜか今回だけはシェイカー「Wooden Box」
などで代用したく無いのである。

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2007年10月13日 (土)

10月13日

瀬戸内寂聴さんの「釈迦」を読む。
ここにはブッダでさえ、完全な自由を得る事が
出来なかった事が書いてある。
家族を裏切り妻から呪われ、自分の子供を家族から
強引に引き離すブッダは悪い意味でも
インパクトが大きかったようである。

自由と言う事を考えてみる。いや、考えている。
ふとした瞬間にその全貌が見えた気がした。
先日ドアを作りながらTraveling WilburysのCDを聞いていて
である。このメンバー達のこれまでの仕事と影響力そして
理想を踏まえた上で、こんなに陽気に明るく楽しく自分たちが
追求した仕事を片意地張らずに修学旅行の夜の様な雰囲気
の中で行なっている。私はふと、「自由とはこれなんだろうな。。
自由とは行ってここまでなんだろうな。。」と考えていた。

そしてこの定義の無い「自由」や「プライド」言う言葉は
50年代から始まった季節限定のような言葉なんだろうと考えた。

捕らえ所の無いこの2つの言葉は現代人に大きく響く。
この2つを持って我々は生まれてはいない。
我々が今考える「自由」とは「不自由」の対極と言う意味では
使用していない。まだ、人類が経験した事の無い苦痛の無い
もしくはそれを超越した穏やかな世界を暗示した言葉である。

「プライド」は付随である。架空の自己や組織、財産と言う
後からついて来たものと自己をコンバインさせたものである。
つまり「プライド」とは自己否定である。

人類は今、民衆レベルでこれらの言葉や表現方法が
好きなんだろうなと言う捉え方である。

そしてこれは恐ろしく平和を象徴してはいないか!

この時代の塊が終わった後、壊れるぞ。。
と言う不安が沸いて来た。

2007年10月12日 (金)

10月12日

私は仕事に疲れるとイギリスのランドマークトラスト
のHPをクルーズしている。

一般人がヘリテージ建築の宿泊体験出来ると言う
すばらしいアイデアがもとに作られた組織なのだが、
その活動の範囲は大きくなるばかりである。

オールド建築の紹介からデザイン、再建と実に
充実した活動を続けている。

毎年、宿泊プライスリストが送られて来るが、
どれも高い訳ではない。誠にリーズナブルに
歴史ある宿に泊まれるのである。

かつての貴族や文豪のゆかりの宿も少なく無い。

イギリスはこれから灰色の雨の季節に入る。

あえてその時期にターナーのいちシーンを探しに
行くと言うもいい。
ディーリアスの足跡を辿るのもまたいい。

イギリスとはやはり、すこし鬱なのである。

2007年10月11日 (木)

10月11日

地球丸さんより「夢の丸太小屋に暮らす」
11月号が発売された。

今回もカナダ通信にて記事を書かせて頂いた。

カナダで深刻な問題を起こしているパインビートルについて
である。
詳しい内容は本書にてご覧頂きたい。

そして私の友人ヘンリーさんの家も紹介させて頂いた。
大の日本通の彼は大喜びである。
カナダ流リノベーション学をとくとご覧頂きたい。

この2つの記事に共通して言える事だが、自然を愛し
古きものを愛する人々がどうしても心地いいと感じて
しまう雰囲気やテイストがある。

それはこの家具をほお擦りしたくなるくらい良いと思える
感性である。

ラスティク。。。。なんと素晴らしい言葉なのだろう。


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2007年10月10日 (水)

10月10日

「冒険者カストロ」を読む。
当時のカストロの思想に誤りがあろうが無かろうが
問題では無い。

ド ゴールにも同じ事が言える。

北野たけしはフライデー襲撃事件で自分が業界から
抹消されない事を知っていたのであろう。

観客を聴衆を味方に出来た者が、時流の中では
勝利する。

さて、沢尻エリカちゃんと言う人は聴衆を動かし続ける
人物なのか。。。

2007年10月 9日 (火)

10月9日

カナダは今日、感謝祭で休日である。

ドアを作る。接ぎ合わせは事前に済ませてある。

材はシーダーである。

材料を並べインスピレーションを確認する。

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10時間後には30歳の
アンティーク スパニッシュドアに
なっている。

完成する頃には50歳にする。


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2007年10月 8日 (月)

10月8日

JOAN MURRAY の「MASTERPICES」と言う本を
読む。これはカナダを代表する絵画の巨匠トム トムソン
とその流れを組む「THE GROUP OF SEVEN」と呼ばれる
画家達のソサエティーについての本であるが、大変興味
深いものであった。

芸術家たちの集団。。。。
これは矛盾の極みである。
お互いに多いに刺激し合い情報を共有する事は芸術家で
ある前に「紳士」でならねば成立しまい。
「紳士」には「プライドの量」の問題が出て来る。
この量がある程度同じでなければ付合えない。

事に芸術家はこの量に一定の法則が無い。

それをまとめ切ったのは詰まり詰まるところ、7人と言う
人の多さに鍵がありそうだ。

2人や3人では、お互いの狂気の肖像画を描き合ったり、
一人だけパトロネスを探して来たり、耳を切ったり
する始末になるのだろう。

人が集まる時、やはりそこにはマジックナンバーの
様なものが存在するのは確かである。

2007年10月 7日 (日)

10月7日

終わりが見えない作業もやがては終わるだろう。

着手したのだから。

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2007年10月 6日 (土)

10月6日

私は1年程前に衝撃の1ピースに出会った。
こうして公表などしたく無いと考えていたのだが、
少しだけお見せする。

木の文化で出ていないものとは無い。
素材や表現が違うだけですべてのものは出尽くしている。
音楽みたいなものだ。

しかし、これほど自由な発想で線と色、そして時代背景
や歴史を表現した作品があるだろうか。
これは先人達の力を借りたこの作者の究極のオリジナルだ。

これが私のゴールである。

この様なものをデザインし作れる様になれれば
そこに「救い」が存在する。

まぐれでもいい。
科学反応でもいい。
悪いものが乗り移ったのでもいい。

一作品、こう言った個性が作りたいのである。

チェロの音色の様な静寂と狂気を表現したいのである。

ナメクジとカミソリの刃を混生させたいのである。


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2007年10月 5日 (金)

10月5日

実家から持ち帰ったカセットテープの中に
ビートルズの「リボルバー」があった。

カナダの友人と話していると彼の古い「リボルバー」
のアルバムには「イエローサブマリン」は入っていない
と言う。日本(イギリス?)バージョンとアメリカバージョーン
では何か違うのだろうか。。。

聞き進んで行くとさすがにマスターピース。
どれも素晴らしい。
そしてB面の「フォー ノー ワン」。。。。。

これはもう文学では無いか!
詩そのものもそうだが、この旋律は瞬間に私を
サマセット モームやヘッセの世界へと連れ出す。

あっ!そうだ。。この曲、昔好きだった。。
などと考える隙もくれない。

ヨーロッパに生まれていないのに、自分は古い石畳の
町でライムストーンの塀を乗り越え、蝶を追いかけた
少年期を過ごした錯覚に落ちる。

すばらしい作品とは瞬時に鑑賞する者を
旅へと連れ出してくれる。

連鎖反応的に「アイルフォローザサン」も聞きたくなる。

憂鬱は時として。。。
心地いい。


2007年10月 4日 (木)

10月4日

ログ&ティンバーハウスのコンセプトはやはり
「カントリー」であろう。この「カントリー」と言う言葉
日本では2つの意味で解釈されている。
「国」と「田舎」である。

英語の場合にもいろいろな意味合いで使われている。
個人的にはNationよりもLandのそれに意味合いが傾く気がする。
しかし「祖国」や「本国」、「国民」、「大衆」という意味合いで使用
する時、やはりNationと言う意味合いを多く含んでいる。

「カントリースタイル」
良い言葉である。どこか古き良きアメリカの匂いがするし、
粗雑だが暖かみのある質感やテイストが漂う。

このスタイルの探求でしか無いな。。。私の人生は。

ところでカナダで「カントリーマリッジ」や「カントリーワイフ」などと
言う表現は気を付けねばならない。
開拓よりも更に前、この国がビーバーなどの毛皮取引場だった頃、
イギリスやフランスの毛皮商人や役人達はインディアンの
妾を持っていた。
その結婚?や妾の事をこう呼ぶのである。
本妻になれぬ彼女たちは「メイティー」と呼ばれる混血私生児を
多く生み更なる悲話を作り出す。人種と言うものが今よりも
もっと多くの意味を持ったその昔、彼らのアイデンティティは
不透明なものとして、彼らを苦しめ続ける。
やがてこの「メイティー」達の社会的地位が確立するのは、
純粋なインディアンたちよりも更に遅く、
つい最近の事であるのだ。

「田舎であげる素朴な結婚式」や「田舎に残してきた、
たくあんみたいなおかあちゃん」と言う意味では無いので
注意されたし。

2007年10月 2日 (火)

10月2日

石油が出るカナダは空前の好景気に沸いている。

そして今、人手不足で悩んでいる。
私の住む町にも肉体労働者として多くのメキシコ人を
見かける。

「貧困と自由」と言う問題を考えてみる。

モーゼは奴隷であるヘブライ人を砂漠へ導き、50年と言う
年月を待たせ救い出したと言う。

つまり貧困と言うものが染み付いた奴隷に武器を持たせようが、
書物を読ませようが法典を与えようが立ち上がらないのを
知っていたのだ。

歴史が語る様に「自由から奴隷」よりも「奴隷から自由」の方が
遥かに多くの時間とエネルギーを必要とするのだ。
もっと極端に言うときっかけを受け取ってから世代が変わらない
限り本当の改心は起こらないのだ。

モーゼの50年はこれである。

さて、権利ばかり主張し1日8時間も働けなくなったカナダ人と
土や泥で汚れた手で冷たい雨の中、ナンやタコスに
食らいつくインド人やメキシコ人。
後者は自分が持つ基本的な人権すら語らない。
そしてあろう事か、彼らの様な労働者を守るために作られた
レギュレーションや規則が、彼らを邪魔し続けるのである。

目の前のパンに喰らいつきたい人間に、「正しいパンの食べ方」
を読んでからでなければ食してはなりません!とぬかすのだ。

その文字すら読めない人間にである。
その文字が読めないから、手足の泥を掃えぬと言うのに。

少なくとも一世代待たねば、変革は起こらない。

2007年10月 1日 (月)

10月1日

ログ&ティンバーハウスそしてバーンハウスで
一番難しいテーマは立地条件であろう。

家そのものが持つそれぞれの問題には解決策があり、
何よりも購入前のオーナーの「覚悟」で肝は座っている
はずである。

極端に言ってしまうと横に一軒でも家があるとその美学を
失い兼ねないのがこの種の家達である。

では、密集した住宅地では無理があるのか。。。
カナダのリゾート地ウイスラーの様なところでは3軒に1棟
はログ&ティンバーである。そう言う環境では隣接していても
誠に美しいのだ。

日本の町に合うログ&ティンバーハウスを日本のメーカーさん達は
本当に上手に作って来た。
デザインもテイストも素晴らしく高いところにある。

後は、そこに住まれる方の感性がそれに追いついてくれる
事である。

家を建てる何年も前から、その夢の1棟に入れる家具、道具そして
人物は吟味されているのだ。

これは歳を重ねるとどうなるのか、古くなっても使っていたいと
感じるのかと言う問いかけを物選びの際にいつも課せねばなるまい。

いつか、この写真の様なところに建て暮らしてみたいものである。

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