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2008年6月18日 (水)

6月18日

フレーザー川の河口に原木を見に行く。
今回はまだ水揚げされていないものであるから、
ウォータータクシーをハイヤーし、しばし水の上を
揺られてのお仕事である。

原木は汽水に浸ける事で、そのクセを取り入った
虫を殺す。そして水中でアクが流れ出す。
つまり海中で血が止まらない、あの原理である。

汽水域には多くの原木が繋いであり、言わば天然の
大きな佇木所なのだ。
この障害物が小魚や幼魚の良い隠れ家となり、落ちた
虫はその魚たちの餌となる。時には鳥やアザラシの
休息場所にもなる。

こんなのんびりした事を言ってられるのも、天気が
良いからだろう。みぞれ降る冬の日、灰色の空の下
では、この川に生命体は存在しない。。
と書くことだろう。

今回はパインの原木を見に来た。
ティンバーフレームをパイン材で作りたいと言う
問い合わせである。原木の値段がシーダーの40%減
だから、当然家の値段も安くなる。Dファーほど暴れず、
割れも少ないので、賢い選択と言えよう。

途中、取引しているクイーンシャーロット島の業者の
Barge(平底貨物船)に出会う。船を寄せ、お互い
軽口を叩き罵り合う。「頭が光っていたので、君じゃないかと
思ったよ。。。」「僕も魚臭い田舎っぺの匂いが立ち込めてい
るんで、君たち来てるのかな。。って考えていたんだ!」
粋な会話と言うやつである。

この人達も今日は穏やかに見えるが、
年に何度か時化に会い、この積荷のすべてを海に
さらわれる博打事業である。大時化の時は
このBarge自体を切り離すと言う。時化が終われば
ヘリコプターを出し引き上げに行く。スケールの
大きな話である。

積荷の半分は電柱用のレッドシーダー(カナダでは
電柱はまだ木なのです。しかもシーダー!)、もう
半分は原木シーダーであった。

今日は事も無く、平和に我が1日は終わる。


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